プロトテアトル

Project

参加公演 FOペレイラ宏一朗 出演

【9/3-4】ドイツ同時代演劇リーディングシリーズVISIONEN Vol.7 『いけない、この惑星じゃない!』

2011年にバーゼル劇場で初演されたドイツ人作家ゲジーネ・シュミットさんによる戯曲を、来日する彼女とdracomリーダー筒井潤による共同演出で実施するリーディング公演です。関西の実力派から新進気鋭までの幅広い出演者、そして今作品と興味深く関わっていただけるであろうトークゲストを迎え、小規模ながら充実の内容でお送りします。

[作・演出]ゲジーネ・シュミット(Gesine Schmidt)
[翻訳]岡野彩子(関西大学・京都産業大学非常勤講師)
[共同演出]筒井潤

[出演]
石塚理絵(空き地の会)、FOペレイラ宏一朗(プロトテアトル)
木全晶子(兵庫県立ピッコロ劇団)、繁澤邦明(劇団うんこなまず)、
森岡拓磨(劇団冷凍うさぎ)

[日時]

9/3(土) 14:00~
9/4(日) 14:00~

[トーク ゲストスピーカー]
9/3:山納洋(大阪アーツカウンシル専門委員)、
9/4:くるみざわしん(劇作家、詩人、精神科医)、高橋恵(劇作家、演出家)

【会場】フラッグスタジオ(最寄駅:大阪市営地下鉄 阿波座駅)

【チケット】大人1,500円/学生1,000円
(前売、当日一律。学生の方は証明するものをご持参ください。)

【チケット予約】
[予約フォーム] → https://www.quartet-online.net/ticket/wrongplanet?m=0deehjb (FOペレイラ宏一朗窓口)
[メール]→ info@dracom-pag.org
※ 件名を「いけない、この惑星じゃない! チケット予約」とし、お名前(ふりがな)、
ご来場日時、券種、枚数、緊急連絡先(電話番号)をお書き添えください。

【お問い合わせ】
[dracom制作部] E-mail → info@dracom-pag.org Tel → 090-9629-9214(公演当日のみ)
[大阪ドイツ文化センター・文化部(西村)] miyuki.nishimura@osaka.goethe.org

“Oops, wrong planet!”(『いけない、この惑星じゃない!』)
・・・自閉症やアスペルガー症の人は、この世界をそんな風に感じています。彼らにとって定型発達者の言動は奇異で理解しがたいことばかり。自閉症者が周囲にうまく馴染めず、違和感を感じる情況をOops, wrong planet!症候群と表現します。彼らは医学博士号を取得したり、優れた計算能力で地球上の海水の体積を瞬時に算出してしまうかと思えば、デパートでの試着や同僚との日常会話、あるいは夕食が定刻どおりに始まらないことをひどく難しく感じます。 (初演:2011年、バーゼル劇場)

Gesine Schmidt(ゲジーネ・シュミット)
1966年ケルン生まれ。比較文学、新ドイツ文学、演劇学を大学で学んだ後、ベルリーナー・アンサンブル、マキシム・ゴーリキ劇場、ドイツ座といったベルリンの諸劇場でドラマトゥルクをつとめる。2009年からはフリーのドキュメンタリー劇作家、ラジオドラマ作家としてベルリンを拠点に活動し、数多くの賞を受けている。彼女の「普通と普通ではないこと」をテーマにしたドキュメンタリーフィクション作品は、膨大なリサーチ作業を経て書き上げられる。ドイツとトルコの関係を扱った「愛のラップ(Liebesrap)」(2010)、ロシア系ドイツ人の矛盾に満ちた統合経験「ロシア人が来る!(Die Russen kommen!)」、あるいは 「いけない、この惑星じゃない!(Oops, wrong planet!)」(2011)での自閉症的人間の内的視点といった作品もその例である。映画監督/演出家アンドレス・ファイエルとの共作による舞台作品「キック(Der Kick)」(2005)は、映画にもラジオドラマにもなっている。2015年1月~4月までヴィラ鴨川レジデントとして京都に滞在。

舞台監督:本田夏実(BS-Ⅱ)  制作:石塚理絵、dracom制作部
主催:dracom  企画:大阪ドイツ文化センター  助成:セゾン文化財団

一覧に戻る
PageTop